ポール・モネット[Paul Monette] 著
永井明 訳
¥1,922
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ポール・モネット[Paul Monette] 著
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ゲイで初の全米図書賞を受賞し、95年に亡くなったポール・モネットの愛の記録。エイズに冒された恋人とともに立ち向かった、病への熾烈な闘いを克明に記した世界初のドキュメンタリー。深まる二人の絆、仲間たちとの友情、医療関係者の献身、周囲の偏見、政府の対応の遅れ、形を変えて何度も襲う病魔との格闘…さまざまな問題を浮き彫りにしつつ、冷徹な目で至上の愛と喪失を描き欧米で多くの賞を獲得したゲイ文学の最高傑作。
ポール・モネットとロジャー・ホーウィッツは、1970年代の半ば、ボストンで出会い、共にロサンゼルスに移住、10年後、その地でロジャーはエイズと診断された。
その後の2年間のほとんど、昼夜を問わず、ポールは病気と闘う「最愛の友」の支えとなっていた。
忍び寄るこの病気の兆候から始まり、次々に起こる恐ろしい病気の襲撃、何回にも及ぶ入院、様々な実験的治療法を得て、ついにロジャーは失明、そして……。
「わたしたちは決して勝利への希望を捨てなかった。
だからこそまる20ヵ月のうちの1分たりとも無駄にはしなかった」
■モネット氏は、恋人の勇気、ふたりの深い絆、彼らが耐えなくてはならなかった憎むべき
未知の厄災について、壮麗な記念碑と刻んだ。緊急の戦況報告、優しさ、叙情、雄々しさに
あふれた作品である。(NYタイムズ・ブックレビュー)
■悲惨なまでに美しい本だ。(ワシントンポスト・ブックワールド)
<訳者略歴>
永井 明(ながい・あきら)
1947年 広島県生まれ
1973年 東京医科大学卒業
大船共済病院・内科研修医
1979年 モントリオール大学国際ストレス研究所所員
1981年 神奈川県立病院内科医長
1983年 同・退職
医療ジャーナリスト