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ヴィルヘルム・エプシュタイン[Wilhelm Ebstein]著 梶田 昭訳
定価 3,850円 [本体価格 3,500円]
衛生学者エプシュタインが1903年に著した古典的名著。旧約聖書を継承する新約聖書とタルムードに基づきユダヤ人の医学史を記す。イエスの癒しの中から医学観を科学の眼で読み取り、ユダヤ人医師たちの民俗医学を詳細に記述する。
<目 次>
第一部 新約聖書の医学
はじめに
1 神経系と運動器の病気
悪霊、または汚れた霊につかれた人――けいれん状態とその治癒/
麻痺の治療/盲人、耳しい、啞者
2 皮膚病――らい病
3 ヘロデの病気
4 水 腫
5 婦人の性器出血
6 イスカリオテのユダの病気
7 片手のなえた人
8 キリストの血の汗
9 熱
10 熱と赤痢
11 パウロとまむし
12 仮 死
13 新約聖書における医学の精神
<著者略歴>
ヴィルヘルム・エプシュタイン Wilhelm Ebstein
1836年 旧ドイツ・シレジア(現ポーランドJawor)に生まれる
1859年 ベルリンで医学を修得
1861年 医師および剖検手としてブレスラウに赴任
1874~1906年 ゲッチンゲン大学内科教授.内科学(とくに代謝病の分野)のほか,
皮膚科学,衛生学、医学史にも関心を持ち,著作が多い
1912年病没
<訳者略歴>
梶田 昭(かじた・あきら)
1922年 岐阜市に生まれる
1945年 東京大学医学部卒業
専攻 病理学
東京女子医科大学名誉教授