■この1冊で最新の感染症とワクチンがわかる手引書!

好評ロングセラーの改訂改題新版(旧題:海外渡航者のための予防接種と感染症の知識)

<改訂改題新版>

知っておきたい 感染症と予防接種

ー海外に行く前に

 

髙山直秀・菅沼明彦・城青衣・中山栄一 著

¥2,310

  • 在庫あり
  • お届け日数:1~3日1

 感染症のスぺシャリストがまとめた定本。

 新興感染症が世界中の脅威となりつつある今日に渡航用、国内用にも必備。

 

世界各地には多種多様な感染症が存在し、いまや常に国内に侵入の恐れがある。

また出張、赴任、留学、旅行で海外に滞在するとき、感染症情報と予防接種の知識は不可欠。

本書では感染症の流行地・感染源・潜伏期・流行状況・症状・治療法・注意点と予防法を、感染経路別に記述し、多くの症例を併記。海外赴任時に必要な予防接種の受け方とスケジュール例、諸外国でのワクチン接種状況、渡航先別ワクチン接種事情等の情報を網羅。

日本の予防接種の最新事情――0歳からの国内での定期任意予防接種の現状と渡航用ワクチンを詳述。


<主要目次>

 

 第1部 予防接種の知識

 

1 なぜ予防接種が必要なのか

  ■予防接種の始まり 

  ■個人防衛と集団免疫(社会防衛)

     ■治療法はないが予防できる病気

 

2 ワクチンとは

  ■ワクチンの種類

  ■ワクチンの副反応

 

3 日本での予防接種の現状

  ■A類定期予防接種のワクチンと定期接種としての接種時期 

  ■B類定期接種ワクチン

 

4 国内外で使用されているワクチンと予防可能な感染症

  ■日本で承認され市販されているワクチンと予防可能な感染症

  ■日本で承認されているが、市販されていないワクチンと予防可能な感染症

  ■日本では承認も市販もされていないワクチンと予防可能な感染症

  ■混合ワクチン 

  ■ワクチンが実用化されていない主な病気

 

5 海外渡航と予防接種

  1)海外渡航に際しての注意点

  ■渡航前

  ■渡航中

  ■帰国時、帰国後

  2)渡航前にワクチン接種を受けようとするときの注意点

  ■予防接種にかかる時間

  ■予防接種を円滑に進めるために

  ■複数のワクチンの同時に接種

  ■接種可能なワクチンの種類を受診前に確認

   3)海外渡航時に必要になる予防接種の種類

  ■入国のための予防接種

  ■個人防衛のための予防接種

   

6 諸外国との接種方式の相違

   ■諸外国での主なワクチンの接種状況

   ■ワクチンの接種方法、複数のワクチンの同時接種およびワクチン成分

   ■複数ワクチンの同時接種

 

7 海外渡航者へのワクチン接種事例

 

 

第2部 感染症の知識:海外でかかる危険がある病気

 

1     海外渡航と感染症

 

2     病院を受診する渡航帰国者の動向 

   

3     海外でかかりやすい感染症

          ■感染経路と対策 

          ■症状別にみた感染症

 

4  感染経路別にみるかかりやすい病気 ( ※病名には英語表記も添えられています。) 

          ■水や食べ物から感染する病気 (A型肝炎など11疾患)

          ■傷口から感染する病気 (破傷風など2疾患)

          ■蚊に刺されて感染する病気 (デング熱など7疾患)

          ■ノミやダニなどに刺されて感染する病気 (重症熱性血小板減少症候群など9疾患)

          ■動物に咬まれて感染する病気 (狂犬病など3疾患)

          ■咳やくしゃみで感染する病気 (鳥インフルエンザウイルス感染症など5疾患)  

          ■舞い上がった土壌中の病原体を吸い込んで感染する病気 (コクシジオイデス症など

            3疾患)

          ■性行為や血液で感染する病気 (HIVなど3疾患)

          ■その他の感染経路による病気 (エボラ出血熱)   

          ■寄生虫による病気 (フィラリア症など6疾患)   

 

付表:黄熱ワクチン接種可能機関一覧

付表:各国の予防接種スケジュール

 

 【症例の一覧】

  A型肝炎

  E型肝炎

  腸チフス

  パラチフス

  コレラ

  細菌性赤痢

  アメーバ赤痢

  ジアルジア症

  ブルセラ症

  クリプトスポリジウム症

  破傷風

  レプトスピラ症

  デング熱

  黄熱

  マラリア

  西ナイル熱

  チクングニア熱

  ジカ熱

  ペスト

  リケッチア症

  ダニ媒介性脳炎

  ライム病

  重症熱性血小板減少症候群

  狂犬病

  パスツレラ症

  結核

  髄膜炎菌性髄膜炎

  高病原性鳥インフルエンザ

  コクシジオイデス症

  B型肝炎

  HIV感染症,エイズ

  伝染性単核球症

  回虫症

  条虫症

  顎口虫症

  皮膚幼虫移行症


<著者略歴>

 

髙山 直秀(たかやま・なおひで)

1944年東京都生まれ

1968年千葉大学医学部卒業

1972年干葉大学大学院医学研究科修了

国立干葉病院小児科,東京大学医学部附属病院分院小児科を経て,

1977年東京都立駒込病院小児科勤務。

1978年同病院のワクチン外来担当

1983年同病院小児科医長

2003年同病院小児科部長

2009年同病院定年退職。その後も非常勤医師として同病院のワクチン外来担当

著書『ヒトの狂犬病一忘れられた死の病』(2000年)時空出版

 

 

菅沼 明彦(すがぬま・あきひこ)

1967年長崎市生まれ

1992年長崎大学医学部卒業

健友会上戸町病院(長崎市)を経て,

2001年東京都立駒込病院感染症科勤務。2004年同病院ワクチン外来担当,

2007年同病院感染症科医長。ワクチン外来のほか,一般感染症,熱帯感染症,

HIV感染症などの診療及び臨床研究担当

2015年同病院退職

2016年 杏林病院(長崎県佐世保市)内科医長

2017年新古賀病院(福岡県久留米市)総合診療科部長

日本内科学会総合内科専門医。日本感染症学会専門医・指導医・評議員

国際旅行医学会認定資格(Certificate in Travel Health TM

 

 

城  青衣(じょう・あおい)

1973年埼玉県生まれ

2000年東京大学医学部卒業

東京大学医学部附属病院小児科、国立小児病院新生児科、東京都立府中病院小児科、

神奈川県立こども医療センター血液科、東京大学大学院医学系研究科、国立がん研究センター、

研究所、愛育病院小児科、厚生労働省結核感染症課を経て、2013年都立駒込病院小児科非常勤医員

2014年同病院小児科医長として同病院ワクチン外来を担当

日本小児科学会専門医

 

 

中山 栄一(なかやま・えいいち) 

1972年東京都生まれ

1998年帝京大学医学部卒業

2000年小張総合病院小児科医員

2004年博慈会記念病院小児科医長、北里大学生命科学研究所生命科学分子疫学教室研究員を経て、

2008年都立駒込病院小児科医長。同病院ワクチン外来を担当

2012年より医療法人社団レーヴこどもクリニック小児科理事長院長

日本小児科学会専門医。日本渡航医学会認定医。日本感染症学会編集委員