書籍の画像をクリックすると、詳細・購入ページへ移行します
<改訂新版> (けいれんせいはっせいしょうがい)
― そのメカニズムと治療の現状
《映像音声・CD付》
小林武夫編著
村野恵美・石毛美代子・牧山清・熊田政信・小林範子・目崎高広・椎葉由佳・山崎竜一 著(執筆順)
定価 3,300円 [本体価格 3,000円]
長らく原因・病態が不明なままで診断が難しく、周囲の無理解も患者を苦しめてきた痙攣性発声障害(SD)。器質的な疾患と推定され、手術やボツリヌストキシンによる治療効果が得られている。最新の成果をまとめた待望の一冊。新しい知見をもとに改訂し、喉頭所見と特徴的な音声を収録したCDを添付した。
序 章 痙攣性発声障害をどうとらえるか
第1章 痙攣性発声障害の名称の変遷
第2章 成因と症状
第3章 診 断
第4章 音声の評価
第5章 治 療
第6章 患者の抱える問題
第7章 日本における痙攣性発声障害の罹患率
(付録)映像・音声CD
「内転型痙攣性発声障害の声帯の動きと音声
― ボツリヌス毒素による治療の前と後 ―」
―現代病の歴史
マーク・ジャクソン[Mark Jackson]著 稲毛英介 訳 大塚宜一 監訳
定価3,520円[本体価格3,200円]
A5判 364頁
喘息や湿疹、食物による不調などの症状は古代から知られており、19世紀初頭から花粉症の詳細な記載があった。しかし、これら別々の疾患と考えられていた複数の病気が、共通の原因と病態を持つとして、フォン・ピルケが「アレルギー」の名で表現したのは1906年であった。彼の概念は、疾患に対する免疫と組織を障害する過敏反応を示唆した。アレルギーは1世紀余りのうちに、西欧のエリート階級から一般庶民、途上国の人々へと広がり、より致死的な病となり全世界へと拡大する現代病となる。本書は学説史から社会経済、環境、文化まで広くとらえ、英米の著名な医学・科学および一般紙誌で高く評価されている。