阪神・淡路大震災から18年目を迎えました。
昨日に続き、『震度を生き抜く―大震災から命を守るために』について書きます。
この本をご推薦いただいたのは、弘原海(わだつみ) 清先生です。
弘原海先生(大阪市立大学名誉教授)は、阪神・淡路大震災の際に宏観異常現象の収集し、
『前兆証言1519!』を発行。後に NPO法人 大気イオン地震予測研究会 e-PISCO (内閣総理大臣認証)を設立し、理事長として、地震予知に尽力されたました。
推薦を頂いたのは、2010年の年末も押し迫った頃でした。
お忙しい中、原稿を一気に読んでくださったそうで「激甚災害が目に浮かぶようだ」と推薦を頂けることになりました。そして、サインを入れた先生の著著も送って頂いたのです。
明けて、2011年の新春1月5日、お礼と新春のご挨拶を兼ねて、ご自宅に電話をかけました。
すると、対応頂いた奥様から、1月3日に弘原海先生が急逝されたことを知らされました。
衝撃でした。それが、3.11東北大震災の2か月前のことです。
弘原海先生が地震予知に邁進されたのは、多くの方々が犠牲になった阪神大震災を目の当たりにし、人命を守りたかったからに違いありません。
だからこそ、東北で多くの方々が犠牲になったことは、きっと悔しい思いをされているでしょう。
弘原海先生の遺志を継いで、この本が多くの人の元に届くよう、努力していきたいと思います。
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