11月になって、朝晩冷え込んできましたね。
我が家では受験生がいるので、来週インフルエンザの予防接種を
受けたいと思っています。
ところで、小児の予防接種が、ここ数年で大きく変わっているのをご存じですか?
高校生の息子の頃は、予防接種の注射は1歳の誕生日を迎えてから、
はしか、風疹等、順次受けた記憶があります。
今は、予防接種の注射は生後2カ月から始まり、定期接種だけでも、
1歳までに10回以上注射しなければなりません。
1歳以降も、接種回数が大幅に増えています。
国が費用を持ってくれる定期接種ワクチンが増えたためで、それは予防医学の面で
大変喜ばしいことだとは思います。
しかし、接種ワクチンごとに、接種時期、回数、接種間隔が示されるので、
とても複雑で、その正確なスケジュールを把握するのは、なかなか大変です。
予防接種スケジュールについて書かれた、様々なホームページを見ても、
やはり複雑すぎて、すっきりと理解することは難しいのではないでしょうか。
かかりつけの小児科医にご指導いただくのが一番ですが、毎年のように
改定が行われますので、医療関係者の方も勉強は不可欠なようです。
何より、何回も針を刺される子供も、病院へ連れて行く親も大変です。
この前、病院へ行ったら、男の子が「お注射イヤ」と泣いて母親を困らせていました。
欧米などでは、5種6種と混合ワクチンを増やして注射回数を減らしている国もあるようです。
日本でも、そうした動きが進めば負担も軽くなるのではないかと思います。
では、そうした混合ワクチンを日本では打てないか、というと、実は打てます。
でも、費用は自己負担ですし、万が一の副作用の時の保証も確約されません。
海外渡航者のための予防接種と感染症の知識 は渡航用にかかわらず、
はぼ全てのワクチンについて詳細に解説していますので、
興味のある方はご覧下さい。一般の方に読める内容ですが、コラム等で
医療関係者の方向けに、より詳しい情報も書かれています。
コメントをお書きください