香港政府は2日、香港初のH7N9型鳥インフルエンザ感染者を確認したと発表しました。
WHOの発表によると、中国本土では2月以降、感染者は137人(うち45人が死亡)。
台湾でもこの4月に、患者が確認されています。
H7N9型が、他の型に比べ、なぜ怖いか。それは、「低病原性」だからです。
以前の記事でも述べましたが、もう一度復習を。
高病原性鳥インフルエンザ感染という言葉を聞いたことがあるかと思います。
「高病原性」は、鳥に対して病原性が高いため、大量死などを招きます。
結果、病気に気づきやすい。
一方、「低病原性」は、鳥に症状が出にくい。
つまり、気づかぬ内に感染が広がるのではと、心配されているのです。
H7N9型鳥インフルエンザには、通常のインフルエンザワクチンでは効果は期待できません。
感染力は弱いとされていますが、ヒト-ヒト感染が確認されたとの報告もあり、注意が必要です。
『海外渡航者のための予防接種と感染症の知識』には、高病原性鳥インフルエンザの解説や
パンデミックワクチン・プレパンデミックワクチンについて詳しく書かれています。
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