阪神・淡路大震災から今日で19年になります。
阪神・淡路大震災では、内陸直下型で震度7の激震が起こり、突き上げるタテ揺れの後に
振り回されるような強いヨコ揺れが4回襲ったとのこと。このファーストアタックでビルが倒れ、
高速道路が崩壊し、木造家屋が潰れた――「グラグラ揺れる」というレベルではなかったと。
――家具が宙を飛び、タンスやTVの直撃による犠牲者も多かった。
――「火を消してテーブルの下に身を隠す」は、震度7では非現実的。
――“非常用持ち出し袋”は命あってのこと。まずは命を守る。
『震度7を生き抜く』は、阪神・淡路大震災を体験した著者が、激震に対するいわゆる常識は
間違って伝えられている、このままでは多くの犠牲者を出した震災の体験が生かされない、
後悔を繰り返さないために、大震災の真実を知って防災の視点を変えて備えてほしい、
との悲願から執筆しました。
日本列島は地震の活動期に入ったといわれていますが、体で感じる地震がしばらく無いと
安心してしまいがちです。
しかし、日本全体では現在、毎日おびただしい数の大小の地震が発生していることを
ご存じでしょうか? (Hi-net)
首都直下型地震、南海トラフの海溝型地震etc.の発生が懸念されています。
まず自助から、そして共助――皆が被災者であるとき、早期の救援は期待できないのが
現実です。
政府も防災基本計画で、災害弱者の名簿作成・共有を自治体に義務付けるとか。
逃げられない人を救うため犠牲になることは、東日本大震災でも起こりました。
いざというとき自分たちで乗り切り、悲劇を少しでも減らすよう、何が起こるのかを
シミュレーションして備えていただきたいと思います。
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