1995年の阪神・淡路大震災から今日で27年。被災者は100万人を越え、死者6,000名余り、その8割以上が圧死・窒息死。負傷者40,000名余り。家屋の全壊・半壊は約25万棟。マグニチュード7.3、最大震度7。
地震がないと俗に言われていた関西だけに、突然の激震と未曾有のその被害状況は私たちに驚きとショックを与えました。
2011年の東日本大震災は、マグニチュード9、最大震度7。震源が海洋で、地震そのものの被害より、東北から関東沿岸にかけて襲来した津波による被害が甚大で、死者約16,000名、行方不明者が2,500人余りとなりました。
一概に地震といっても、前者の直下型と後者の海溝型では揺れや破壊の様相は異なります。
一昨日に起きたトンガ沖海底火山の噴火による津波が、当日夜から未明にかけ太平洋岸に到達しました。
大地は安定して不動のように思えますが、地球は常に活動しており、地震や火山噴火が起こります。27年前より都市化がさらに進んだ東京、大阪をはじめ大都市などでの直下型地震や、南海トラフ地震が起こったら、被害は当時よりずっと甚大になることは想像に難くありません。発生直後はとりあえず自助と共助しかありません。
日頃の備えが大事といっても、一体どんな準備が必要か?
『震度7を生き抜く』は、阪神・淡路大震災で被災した内側から、実際に何が起きたかを時系列で記述し、その経験から震災で生き抜くために本当に必要な備えは何かを記した貴重な記録です。必ず防災の参考になると思われ、この機に一読をお勧めします。