新型コロナウイルス感染症の、感染症法での分類が、今年の5月8日から従来の2類(新型インフルエンザ等)
から5類感染症へと変更になってほぼ2か月。感染者数、新規入院患者数や重症者数が、じわじわと増えて
います。
・日常における基本的感染対策を求められない。
・陽性者、濃厚接触者の外出自粛は求められない。
・限られた医療機関のみであった受診が、幅広い医療機関において可能になった。
等の変更があり、特に若い人中心に感染への警戒感が薄れているようです。
流行初期に、クルーズ船「ダイアモンド・プリンセス号」での感染拡大のニュース等で、接触感染や飛沫感染
が感染経路のメインであるとの報道が多くなされたためか、消毒スプレーは現在も各所に設置されていますし、マスクの着用者は今もかなり見られます。
現在では、空気感染(飛沫核感染)が感染経路のメインであり、感染者の咳やくしゃみ、あるいは会話時に
放出された飛沫中の水分が蒸発して、空気中に残った飛沫核によるウイルス感染が主な原因であることがわ
かっています。
不織布マスクはコロナウイルスの侵入防止には有効ですが、万一ウイルスの飛沫核が漂っていた場合、何より
も換気が大事です。5類になってからは車内アナウンスをしづらいのか、特に冷房の効いた電車では、車輌の
全窓が締まっているケースが多いように思えます。
1車輌に2か所、窓を5㎝開けてウイルスを追い出しましょう!