がんのセルフケア

―看護師として患者として

 

岡崎寿美子 著

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「闘病中は、病む私と看護する私の2人が存在していた」

 

2人に1人ががんに罹り、3人に1人ががんで死亡する今日。

看護教育に長年携わってきた看護師の著者が、がんと診断され、誰もが体験するショック、否認、絶望を通し、不安や抑うつを通り越して、自らのがんと向き合い、治療の可能性を追求しながら、がんと折り合いをつけて生きていく。

がん医療全体を積極的に徹底的に学び、客観的に考え行動し、がん看護への提言を行い、看護の仕事を続けつつセルフケアしながらサバイバーシップで生き抜いていく。医療従事者、患者さんをはじめ家族の指針となる記録。

【日本図書館協会選定図書】


<主要目次>

 

1.卵巣がんを発症

 1.卵巣がんとは 

 2.病状サマリー 

 3.がんを発症 

 4.偶然と必然 

 5.最初の入院生活 

 6.化学療法と仕事 

 7.化学療法を重ねて 

 8.お見舞い犬が来る 

 9.化学療法後の生活

 10.イレウスを乗り切る

    11.がん患者の気持ち―私、うつかしら? 

 12.私自身への激励―当時のメモより

2.5年経って

 1.苦しかった5年間 

 2.リラクゼーション部署 

 3.再発の恐れと不安 

 4.健康とは 

 5.生活の質(QOL)

 6.統合医療と代替療法 

 7.不安が的中 

 8.放射線治療 

 9.飼い犬たちに教えられる 

 10.追想

3.がん医療の基礎知識

 1.がんに関する統計 

 2.がん対策基本法と政策 

 3.がんの診断・治療と看護 

 4.がんの予防

4.あるがままに

 1.セルフケアの出発点 

 2.先達からの救い 

 3.がんと看護の仕事 

 4.マイ養生訓 

 5.がんと闘う戦友に

 6.〝あお"を看取る 

 7.生病老死 

 8.いきいきと生き、余る人生を楽しむ感謝 

 


<著者略歴>

 

岡崎寿美子(おかざき・すみこ)

1941年 岡山県に生まれる

1988年 北里大学大学院衛生研究科修了

1990年 北里大学看護学部助教授

1995年 北里大学看護学部教授

2007年 千里金蘭大学看護学部・設置準備室教授

2008年 千里金蘭大学看護学部教授

2014年11月 逝去

北里大学看護学部名誉教授