犯罪精神医学 拾遺

小畠秀吾 著

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精神鑑定で精神病理と犯罪の関連を検証し、性犯罪者の治療プログラムにも取り組む著者が、事例を入れながら、多様な犯罪への考察と責任(刑罰)と治療による再犯予防の必要性を呈示。


 <主要目次

  1. 刑事責任能力の判定に関するアンケート調査
  2. 「いん唖のため精神の発育が著しく遅れている者」の責任能力と訴訟能力
  3. 司法精神鑑定における宗教精神病理学的側面
  4. 放火癖―診断,アセスメント,治療―
  5. 盗みと窃盗癖
  6. 解離状態下の窃盗を反復した病的悲嘆の一例
  7. 性犯罪者の精神鑑定
  8. 虐待の後遺症―特に性犯罪者における被虐待体験を中心に―
  9. 性犯罪加害者の治療教育
  10. ひきこもりと犯罪
  11. 司法精神鑑定例にみる暴力の諸側面
  12. 自殺と犯罪精神医学
  13. 司法精神医学の専門化はどうあるべきか

<著者略歴>

 

 小畠秀吾(おばた・しゅうご)

 1970年12月 青森県生まれ

 1995年 筑波大学医学専門学群卒業

 1999年 筑波大学大学院博士課程医学研究科終了。博士号(医学)取得

 2000年 筑波大学社会医学系助手

 2003年 東京医科歯科大学難治疾患研究所(犯罪精神医学)助教授

 2007年 国際医療福祉大学大学院准教授

 日本犯罪学会評議員・監事,日本司法精神医学会評議員